飛騨高地 牛岳(987.1m) 2011年11月5日

所要時間 13:37 二本杉登山口−−14:05 牛岳神社(970m) 14:09−−14:16 牛岳(987.1m三角点峰)−−14:23 牛岳神社 14:27−−14:47 二本杉登山口

概要
 北尾根の標高750m地点にある二本杉登山口から往復。神社がある登り切ったピークは最高峰ではないため、その西側の987.1m三角点峰を往復。三角点まで籔に埋もれた尾根かと思ったら明瞭な道あり。神社到着時点で本降りの雨になってしまった

 次は牛岳に向かう。地形図によるとここは大きなスキー場があってゲレンデ中に車道があり、それが山頂まで伸びている。ただし常識的にはこの道はゲレンデ整備用で普通車で走行可能か疑問だ。そこで確実そうな北尾根の標高750m地点の車道途中から破線が延びる場所を起点とした。まあ、ダメなら車で移動してゲレンデを登ればいいか。

二本杉登山口駐車場 登山口の東屋
案内標識。ほぼ文字は消えている 地形図は「牛岳」だが地元は「牛嶽」らしい

 鉢伏山から牛岳まで車道がつながっており下界に下りる必要はない。地形図を見ながら分岐で迷わないよう進んでいくが途中で大粒の雨が落ちてきた。このままの状態ではパスかなぁと考えつつ車を運転。雨雲の範囲は狭かったようで数分で路面の乾いたエリアに入った。でも牛岳で雨が降り始めるのも時間の問題だろう。1つ目の牛岳の案内標識が右を指していたので入ってみたが廃車道、地形図ではもう少し先にもう1本車道があるはずなので進んでみると今度はまともな道が右に分岐し牛岳の案内もあった。広い車道を緩やかに進んでいくと舗装の終点が目的地でちゃんと登山口があり数台の車が駐車していた。よかったぁ、まともな登山口らしい。駐車場の人は下ってきたばかりの人達のようで、これから上るのは私だけだった。雨の確率が高いのでゴアと傘も持った。気温は高めのままでTシャツ半ズボンの姿で出発。

いい道が山頂まで続く 何故か真新しい紙テープの目印あり
落葉したブナ林 8合目標識

 出だしの標高が高いため気持ちのいいブナ林から始まる。よく踏まれた道で普段から利用者が多いことがうかがえる。場所によっては溝と言うより堀のように深く掘れた道であるが、オーバーユースでこうなったわけではなく昔からの神社への参道なのだろうか、歩きやすかった。下ってくる人とすれ違うが、車の数からして私が山頂到着時は無人かもしれない。明瞭な道なのになぜか目印まであり、それになぜか紙テープ。雨が降れば溶けて落ちてしまうものだが、こんな立派な登山道がある場所で何のために付けたのか謎だ。ま、ビニールテープと違って自然に戻るのでいいけど。

山頂付近もブナ林 970m峰の牛岳神社
牛嶽神社の祠 神社横の標柱。ここは987m峰ではないぞ

 やがて雨粒が落ちだしたがまだ小降りであり、落葉しているがブナ林の中なのでとりあえず雨具は不要な程度だ。でも帰りはだめかなぁ。この尾根は適度な傾斜であり初心者でも歩きやすそうだった。どうにか傘が不要な程度で我慢して歩いてきたが、神社があるピークに到着するころには本降りの雨となってしまった。一般的にはここが牛岳山頂とされているようだが、地形図を見ると最高点はこの先の987.1m三角点ピークであり、この神社のピークは等高線からして970m〜980mの間である。ここまで体に笹や木の枝が触れることは皆無の超1級の立派な登山道だったが、この先は道はあるが笹が張り出していてゴアを着ないとびしょ濡れになってしまう。藪だったらどうしようかと心配していたが、思ったよりも三角点峰まで足を伸ばす人が多いらしい。神社の脇でゴアを装着し出発だ。

最高峰(三角点峰)への入口。けっこう笹が茂っている でも尾根上はこのくらいで明瞭な道あり

 三角点峰への入口の様子からしてそこそこ笹が繁茂しているかと思いきや、出だしだけでその後は笹が薄くなってブナ林のおとなしい尾根が続いた。体に触れる笹がないわけではないが藪漕ぎではなく登山道と呼んでいいレベルの道だった。平坦な尾根が続いて最後に少しだけ突き上げたピークが牛岳最高峰だった。

牛岳最高峰の三角点 牛岳最高峰のアンテナ
牛嶽神社近くの東屋 ゲレンデを上がってくる車道と終点駐車場

 てっぺんには三角点とアンテナ。こちらには山頂標識はなく神社のあるピークよりは訪問者は少ないようだ。まあ、しょうがないけど。周囲は樹林で展望はないし本降りの雨なので写真だけ撮影して帰路に着く。神社ピークの東屋でゴアを脱いで傘で雨をよけながら下山。雨が降っても気温は高いままでゴアを着たまま歩くと汗だくになってしまう。こんなときは傘が役に立つ。今日は風はないし道は広くて立派なので傘が有効に使えた。下りでは山頂も神社ピークも登山道も無人だった。二本杉登山口に到着すると、駐車場の車は私の1台だけだった。

 

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